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2005年・とりふね舞踏舎・10日間・集中ワークショップ |
7/29 大野慶人 |
『とりふね舞踏舎・10日間・集中ワークショップ』の初日。写真(撮影・尾崎大介) 野外稽古場の準備を始め、午後からワークショップ開始となる。 大野慶人氏のご指導で、薔薇、雪月花、石・鉄、球体、捻りの稽古をする。 |
7/30 工藤丈輝 |
二日目は、工藤丈輝氏のワークショップ。 胎児・中腰、虫・トカゲ写真(撮影・尾崎)・四足・猿の歩行、硬い踊り・花の踊りの稽古をする。 三上賀代氏は「虫の歩行は体の芯がとれる」と言いわれる。 |
7/31 三上宥起夫 三上賀代 |
三日目。とりふね舞踏舎の、三上宥起夫・三上賀代によるワークショップ。 午前に野口体操、寸法の歩行。 午後は、すすき・魂に運ばれる歩行、長い薔薇・背後の引き車・引き網、百獣の王・猿・馬、最後に「鳥」をする。 三上宥起夫氏は「腰を錬ると基本ができる」と言われる。 |
8/1 合田成男 三上宥起夫 三上賀代 |
四日目。講師は三上宥起夫・三上賀代。 午前は前日と同じ。 午後は、すすき〜引き車〜馬の三態、すすきの縄くぐり、百獣の王・猿・馬・鳥、尺取虫、虫の歩行、神経の歩行をする。これは「舞踏の考え方である、押し出される動きの歩行」である、と言われる。 19時から、合田成男氏のレクチャーが開始。 素材としての身体、記憶の壷としての身体、土方巽の育った背景、禁色の話、身体の軸とそこからくる自然の摂理、アルトーと土方巽、数字化された身体、世界共通の身体・アフリカにおける飢餓・『病める舞姫』の話をして頂く。 |
8/2 三上宥起夫 三上賀代 |
五日目。講師は前日に引き続き、三上宥起夫・三上賀代。 朝の6時より、稽古場の掃除、洗濯、山登りをし、大磯の海岸への散策。 午前は野口体操、寸法の歩行。 午後は、三上宥起夫の演出による、成果発表会『On The Stage』(6日に予定)に向けての稽古。主に、神経の歩行、尺取虫、胎児、鳥、すすき、を稽古する。
その後、参加者全員で、野外稽古場に、仮の舞台装置を作る。 |
8/3 玉野黄市 玉野弘子 |
六日目は、玉野黄市氏・玉野弘子氏のワークショップ。写真 午前は前に同じ。 午後は、玉野弘子氏による体操。主に獣・風・光・海・宇宙・顔等を連動してする。 次に、玉野黄市氏による風に運ばれる歩行、物を交換する歩行、参加者による即興をする。 発表会用の照明機材(手作り)を仕入れる。 |
8/4 玉野黄市 玉野弘子 合田成男 |
七日目。引き続き、玉野黄市氏・玉野弘子氏のワークショップ。 6時から舞台仕込み。 午前は、玉野弘子氏と海岸へ行き、体操をする。 午後より、即興、玉野黄市氏を交えてのソロ即興、泡、海、空、風、物を交換する歩行、物になった身体を交換する歩行、泡・水平線・波・風を教わる。 19時から、合田成男氏によるレクチャーの二回目。 ジュネと土方、三島と土方、『聖侯爵』、大野一雄と土方、『東北歌舞伎計画』、ドイツ表現主義、情念、サルテュス、そして質問タイムをはさみ、モダンダンス・現代批評の在り方・『肉体の叛乱』の話をして頂く。 |
8/5 三上宥起夫 三上賀代 |
八日目。成果発表会の前日。 朝の6時から舞台仕込み。 それから、海に行き、玉野弘子氏に教わった体操をする。 午後は、『On The Stage』のための演出、場当たり、音響・照明の仕込みをする。 夜の22時まで通し稽古、明り合わせ。 |
8/6 On The Stage |
九日目。成果発表会『On The Stage』の当日。 朝の7時から舞台仕込み。 9時から野口体操。 13時から練習、そしてゲネプロ(本番と同じ)。 19時に開演する。 近所に住む方々が、お客様として観に来て下さった。
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8/7 最終日 |
ワークショップ最終日。 参加者全員で、舞台の掃除をする。 午前は、野口体操。 午後には、写真家の櫻井毅彦氏による、とりふね舞踏舎『鬼燈』公演のポスター撮影をする。写真(撮影・尾崎) |