2005年・とりふね舞踏舎・10日間・集中ワークショップ

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大野慶人

『とりふね舞踏舎・10日間・集中ワークショップ』の初日。写真(撮影・尾崎大介)

野外稽古場の準備を始め、午後からワークショップ開始となる。

大野慶人氏のご指導で、薔薇、雪月花、石・鉄、球体、捻りの稽古をする。

7/30      

工藤丈輝

二日目は、工藤丈輝氏のワークショップ。

胎児・中腰、虫・トカゲ写真(撮影・尾崎)・四足・猿の歩行、硬い踊り・花の踊りの稽古をする。

三上賀代氏は「虫の歩行は体の芯がとれる」と言いわれる。

7/31      

三上宥起夫

三上賀代

三日目。とりふね舞踏舎の、三上宥起夫・三上賀代によるワークショップ。

午前に野口体操、寸法の歩行。

午後は、すすき・魂に運ばれる歩行、長い薔薇・背後の引き車・引き網、百獣の王・猿・馬、最後に「鳥」をする。

三上宥起夫氏は「腰を錬ると基本ができる」と言われる。

8/1

合田成男

三上宥起夫

三上賀代

四日目。講師は三上宥起夫・三上賀代。

午前は前日と同じ。

午後は、すすき〜引き車〜馬の三態、すすきの縄くぐり、百獣の王・猿・馬・鳥、尺取虫、虫の歩行、神経の歩行をする。これは「舞踏の考え方である、押し出される動きの歩行」である、と言われる。

19時から、合田成男氏のレクチャーが開始。

素材としての身体、記憶の壷としての身体、土方巽の育った背景、禁色の話、身体の軸とそこからくる自然の摂理、アルトーと土方巽、数字化された身体、世界共通の身体・アフリカにおける飢餓・『病める舞姫』の話をして頂く。

8/2

三上宥起夫

三上賀代

 

五日目。講師は前日に引き続き、三上宥起夫・三上賀代。

朝の6時より、稽古場の掃除、洗濯、山登りをし、大磯の海岸への散策。

午前は野口体操、寸法の歩行。

午後は、三上宥起夫の演出による、成果発表会『On The Stage』(6日に予定)に向けての稽古。主に、神経の歩行、尺取虫、胎児、鳥、すすき、を稽古する。

その後、参加者全員で、野外稽古場に、仮の舞台装置を作る。

8/3         

玉野黄市

玉野弘子

六日目は、玉野黄市氏・玉野弘子氏のワークショップ。写真

午前は前に同じ。

午後は、玉野弘子氏による体操。主に獣・風・光・海・宇宙・顔等を連動してする。

次に、玉野黄市氏による風に運ばれる歩行、物を交換する歩行、参加者による即興をする。

発表会用の照明機材(手作り)を仕入れる。

8/4          

玉野黄市

玉野弘子

合田成男

七日目。引き続き、玉野黄市氏・玉野弘子氏のワークショップ。

6時から舞台仕込み。

午前は、玉野弘子氏と海岸へ行き、体操をする。

午後より、即興、玉野黄市氏を交えてのソロ即興、泡、海、空、風、物を交換する歩行、物になった身体を交換する歩行、泡・水平線・波・風を教わる。

19時から、合田成男氏によるレクチャーの二回目。

ジュネと土方、三島と土方、『聖侯爵』、大野一雄と土方、『東北歌舞伎計画』、ドイツ表現主義、情念、サルテュス、そして質問タイムをはさみ、モダンダンス・現代批評の在り方・『肉体の叛乱』の話をして頂く。

8/5          

三上宥起夫

三上賀代

八日目。成果発表会の前日。

朝の6時から舞台仕込み。

それから、海に行き、玉野弘子氏に教わった体操をする。

午後は、『On The Stage』のための演出、場当たり、音響・照明の仕込みをする。

夜の22時まで通し稽古、明り合わせ。

8/6          

On The Stage

九日目。成果発表会『On The Stage』の当日。

朝の7時から舞台仕込み。

9時から野口体操。

13時から練習、そしてゲネプロ(本番と同じ)。

19時に開演する。

近所に住む方々が、お客様として観に来て下さった。

8/7          

最終日

ワークショップ最終日。

参加者全員で、舞台の掃除をする。

午前は、野口体操。

午後には、写真家の櫻井毅彦氏による、とりふね舞踏舎『鬼燈』公演のポスター撮影をする。写真(撮影・尾崎)

 

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