TORIFUNE BUTOH SHA  Butoh Workshop

 

2010年 とりふね舞踏舎・夏期集中ワークショップ(合宿)

<日本の源流、身体の源流から舞踏へ Vol.Y>

12名限定

期間:2010年7月31日(土)〜8月8日(日) 集合:7月30日(金)19:00 解散:8月9日(月)午前中

場所:とりふね舞踏舎大磯稽古場 <黒金閣>

一日二食玄米菜食による排毒と体質改善。海と山での自然体感等。

参加資格: 年齢・経験・国籍不問。初心者大歓迎。

参加費:50,000円(10泊11日)

必ず事前にメール、電話でご確認のうえ、お申し込み(振込み)ください
[
郵便振替]

口座番号00270-7-49323 

口座名 とりふね舞踏舎

締め切り日: 7月20日

(但し、先着12名で締め切ります)

 

問合せ: とりふね舞踏舎 

Tel/Fax:  0463-60-1008

e-mail: TORIFUNEBUTOHSHA@HB.TP1.JP (小文字で打ち直してください)

持参

パジャマ、稽古着、洗面用具の他シーツ、虫除けスプレー、帽子、運動靴、サンダル

 土方巽暗黒舞踏解明の先駆となった三上可賀代の舞踏論(お茶の水女子大学修士,博士論文、『器としての身體-土方巽・暗黒舞踏技法へのアプローチ』)と野口体操をベースにしたとりふね舞踏舎の身体作りと創作法。ワーク特別講師に正朔(舞踏家)、府憲明(古武道と気)・河野智聖(武術家)の三氏。夜間特別講師に合田成男(舞踏評論家)、合田氏へのインタビューアとして志賀信夫(舞踊批評)、宮田徹也(日本近代美術思想史研究家)、竹重伸一(舞踊批評家)の三氏を迎え、日本と身体の源流を探り、舞踏の新たな展開を図る。野口体操をベースとした身体作りから、舞踏の歩行、動きのフレージングを経て、最終日には白塗りの体験舞踏の試演会を予定。


●講師プロフィール(調整中)●

正朔 せいさく (舞踏家)
1984年より故土方巽に師事、東北歌舞伎計画2・4に出演。
土方巽の死後、師の技術を継承、発展させようと結成された舞踏カンパ二ー、白桃房に参加、(現、友惠しずねと白桃房)1996年まで在籍,その間、同時に研究生達を組織して舞踏カンパニー、グノームを主宰、公演活動を行う。
1988年舞踊学会名誉会長の故郡司正勝氏により正朔と命名。
1997年より、様々な劇団などにて俳優の身体訓練、及び舞台上における身体の存在の在りかた、必然性故の動きの為に演出助手などを行う。
2001年より舞踏活動再開、ソロ活動を中心に行っているが2003年より舞踏カンパニーDanceMedium(長岡ゆり主宰)に参加、長岡ゆりと共に振り付け、演出を行いチーム公演も再開する。またこれより長岡ゆりが続けてきた毎週定期舞踏ワークショップを共に指導し現在まで続ける。

 

河野智聖 こうの ちせい (武術家)

少年期から剣道・空手などを始め、後に心拳塾の指導員となる。この間に竜明広老師から北派少林寺拳総合源流の伝授を受け、橋本操体、野口整体といった身体調整術を習得する。

199212月に「自由人(ミュート)ネットワーク」を発足。同時に身体の操作を有効的に活用し、稽古することで健康になり、年を重ねる事に技術を増してゆける事を目的に武術と整体を融合させた「心道」を発足、東京、大阪、名古屋で稽古会を主催している。

著作に「健康になる整体武術」(筑摩書房)、「生命力を高める身体操作術」(経済界)、「日本人力」(BAB出版)、「脳に観る日本人力」(BAB出版)などがある。

 

★ 府川 憲明 ふかわ のりあき  (古武道と気)

 1947年生まれ。成城大学芸術学科卒業。大学卒業後、フリーランスのエディター&ライターとしての約30年間出版界で活躍。出版の仕事を続けるかたわらライフワークとして18年間、東洋医学研究家であり武道家であった蓑内宗一(みのうち そういち)1922-1991〕に師事し、健康法・武医道を学ぶ。蓑内宗一師のもとで、蓑内家家伝の体術、東洋医学、経絡理論を学ぶ。蓑内宗一が没した後は、東京理科大学教授・高橋華王(たかはし かおう)氏〔2001年没〕に師事。同氏の主宰する国際武道学会から武医道・八段位範士の称号を授与される。

1998年、武医道研究会を設立。研究会では、平塚市の施設で健康セミナーを開催。地域の人々に家庭でできるツボ健康法を指導。20062月 ナショナル整体学院卒業。20065月 日本セラピスト認定協会 整体セラピスト免許取得。

 

合田成男 ごうだ なりお (舞踏批評家)

暗黒舞踏の始まりとなる土方巽作品「禁色」(1959)を高評価、以降、50年間舞踊評論家として舞踏を見続けける舞踏評論の第一人者。ダンス新聞「オン・ステージ」他に舞踊論多数。第一回のとりふね夏期ワークショップから舞踏(土方)講話を続けている。今回は、若手批評家からのインタビューに答える。

 

志賀信夫 しが のぶお (舞踊批評家)

 

宮田徹也 みやた てつや (日本近代美術思想史研究家)

1970年生まれ。2000年和光大学卒、2002年横浜国立大学大学院修士課程修了。日本美術史形成論を『百済観音考』として修士論文にまとめ、明治美術学会で報告する(「近代画説」14/2006年に発表要旨あり)。その後研究を日本戦後美術にシフトし、それに伴い身体活動の動向も探る。戦後美術、前衛、舞踏、身体を再考し、現在の状況も盛り込んだ理論の展開に勤しんでいる。「論考」(「年間総括」(「ダンスワーク」/200456年)、「池田龍雄画集 参考文献」(沖積社/2006年)、「動作からの出発―日本戦後美術再考とその今日の作品」全6回(「webてんぴょう」/200611月〜200712月、「山口長男《軌》のマチエールについて」(「横浜美術館研究紀要」第9/20084月))、「公演評」(「ダンスワーク」、「テルプシコール通信」、「音楽舞踊新聞」、「コルプス」)、「美術評」(「web批評の庭」)等。その他多数あり。

 

竹重伸一 たけしげ・しんいち (舞踊批評家)

 1965年生まれ。2006年より『テルプシコール通信』『DANCEART』『音楽舞踊新聞』『シアターアーツ』『トーキングヘッズ叢書』、劇評サイト『wonderland』等に寄稿。現在『舞踊年鑑』概況記事の舞踏欄の執筆も担当している。また小劇場東京バビロンのダンス関連のイベントや美学校主催「奇妙な物質のささやき」の企画にも参加。

 

三上賀代 みかみ かよ (舞踏家、学術博士、京都精華大学准教授)

1953年徳島県生まれ。お茶の水女子大学国文科、同大大学院舞踊教育専攻修士、博士課程修了。学術博士(舞踊学)。暗黒舞踏創始者・土方巽、野口体操創始者・野口三千三に師事。

作家、演出家・三上宥起夫とともに「とりふね舞踏舎」主宰。7歳から86歳まで一般市民参加の舞踏公演によって舞踏の新たな展開を画する。独舞を含め国内外舞踏公演多数。

「土方巽研究暗黒舞踏技法試論」(修士1991年、博士論文1997)、『器としての身体土方巽・暗黒舞踏技法へのアプローチ』(ANZ堂 1993)、「ほぐす、ふれる、であうから舞踏へ」『「からだ」を生きる身体、感覚、動きをひらく五つの提案』(共著 創文企画 2001)他論文多数。

 

三上宥起夫 みかみ ゆきお (作家、演出、振付)

とりふね舞踏舎代表。野口体操をベースとした<からだの教室>を主宰。

詳細はとりふね舞踏舎HP参照。   

 

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